果てしない物語

児童文学の中ではかなりの大作で名作だと思うものに「果てしない物語」があります。……ここを見る方々で知ってる人いるだろうか。
あれを読むとき
まず主人公描写をハブって『果てしない物語の中の果てしない物語』だけ読む→中盤の時間巻き戻しシーンで本の最初のページに戻る→今度はちゃんと飛ばさず全部読む
というめんどくさいことをしたお仲間いないだろうか。……いないか。
この作品は昔は娯楽として深く考えずに読んでいたのですが、最近『主人公は人柱だな』と思うようになりました。とりあえず『あの方』は酷いなと。
世界が滅亡してるから主人公の記憶を消費して創世しなきゃならないのに記憶を消費して自分の好きなことを叶えても現実世界には持ってけないし、うっかり記憶消費し過ぎたら廃人になるし。……主人公にとっていいことないじゃん。とりあえず『あの方』は廃人製造のエキスパートだと思いますね。ちゃんと事前に説明してやれよ……

児童文学と文学と長編ファンタジーの境目について。
児童文学もよく読むのですが、長編ファンタジーの『ナルニア国物語』『ゲド戦記』『指輪物語』は苦手で最初の数巻は読んだのですが途中で投げ出してしまいました。全年齢向けの長編ファンタジーと児童文学との違いがイマイチわかりませんが、ナルニアは児童文学な気がします。でもこう合わないのは仕方ないですね。名作とうたわれてるんだから一度くらい我慢して読んでみるべきだろうか。そういえば『赤毛のアン』とか大家族ものとかも途中で投げ出した記憶が……。
大人になった今こそ難解系にも取り組むチャンスかもしれません。『赤と黒』とか。中学生の時は冒頭で滅入って投げ出した作品も今なら読めるかも知れませんし。
最近なぜか無性に『ガリバー旅行記』と『ドン・キホーテ』が読みたいです。これは児童文学ではなく普通に文学な気がしますが。もちろん原作に忠実な話でお願いします。ガリバー旅行記は何故か巨人と小人の国しか読んだ記憶がありません。っても読んだの10年は前だから忘れてるだけなのかもしれませんが……ラピュタや馬の国がないだなんて……?!
何だかんだで何年も世代や時を超えて伝わる物語は名作だったりしますね。個人の嗜好に合う合わないかは別にとして。
あと『蠅の王』も気になってます。いやベルゼばぶじゃなくて。読んだことはないのですが、聞いた話によると夢と希望が皆無な無人島漂流話だそうです。それはもう『12(だっけ)少年漂流記』とかとは大違いの。

児童文学といえば『バーティミアス』の映画化の話が昔あったはずなんですが、いつの間にか潰れたようですね。ちっとも話を聞かないんで。悪魔召還とか魔法とか実写+CG化美味しいと思うのに残念です。