みんなお勧めの本はあるかい

ふとテレビのチャンネルを変えて見つけたのですが東野圭吾シリーズのドラマがやってるようですね。
東野圭吾さんはミステリー作家なのは知っていますが、個人的にはミステリー小説が食傷気味であんまり読んでませんね。ミステリー嫌いじゃないけど、すげー多いんだよ! この世にある現代日本小説(ラノベ携帯小説を除く)の半分はミステリーじゃないだろうか。恋愛小説も青春小説もあんまり読まないから……うん、単に偏食ですね。
最近だとミステリー(というかアンチミステリー?)だとタナトス(死神)シリーズを制覇しました。このへんは趣味に突っ走っています……タトバ!(どや) あとはアニメ(氷菓)の影響で古典部シリーズを読破。あとはミステリーというか探偵小説の安吾捕物帖と小説版因果論。なんかもうミステリーはお腹いっぱい。推理したり予想しながら読んだら楽しいだろうか。読むスピードが早すぎて考える前に読破するけど。一冊15〜30分が目安です。
東野圭吾さんの小説だと笑小説シリーズ(と勝手に呼んでる)が好きです。ブラックギャグ中心の短編集。三冊あったはず。あれは三回くらい読みました。他に真面目に最初から最後まできっちり読んだのは「赤い指」。オタクのひっきーが犯人なのは個人差には頂けないラストだった……ちくしょー(

人生で一番最初に読んだミステリーもとい推理小説は、シャーロック・ホームズでした。しかしシリーズのうち数冊かじっただけで読破してません。
シャーロック・ホームズの一番の名シーンは崖から転落したのに(コナン・ドイル自体はホームズ死亡オチでホームズシリーズを終わらせるつもりだったが、母親に続刊を頼まれたからだそうだ)次の刊になるとひょっこりちゃっかり生還した挙げ句「日本の柔道の受け身で助かった」と豪語したところだね! ドイルさん無茶です!(

困ったら主人公を死なせればいいじゃん! は万国共通の作者による打ち切り方法のようです。かの夏目漱石も「我が輩は猫である」を猫を溺死させることで打ち切ったそうです。予想外に人気が出たけれど書くのに飽きたそうな。こう聞くと有名な大作家先生も人間なんだなぁ、と思います。

夏目漱石さんの名言は「月が綺麗だね」だと思っています。哲学とかじゃ自己本位とか出てきますが個人的に夏目さんといえば「月が綺麗だね」。美しいメタファーだと思います。ただし、知ってる人にしか通じないがな! 日本人の何割がこのネタを知っているだろうか……。
そういえば、このネタを描いた漫画に「ヘブン」ってのがあります。外刊一冊のみの短篇集です。作者は忘れましたが、健全ですよ! っか不健全なのはブログに書きませんが。世界の果てのゴミ捨て場に済む少女の話です。その中に「月が綺麗だね」というのが出てきてほんわかしました。あの作品の中でかみきれのところが一番好きです。でも、買っても持ってもいませんが。(こら タイトルは覚えてるからいつか買おうかなとか考えてはいるけれど……
※「月が綺麗だね」は夏目漱石による「I love you」の日本語訳です。

ここで私も名言をつくるべくしばし考えてみます。
ヒ「太陽が眩しいね!」
マ「寝不足のせいだろ」
……あれ?